2024年のイベント
新しい催し物ほど上に来ます
Die neueste Veranstaltung kommt ganz oben.
The newest event comes above.
赤タイトルは石川日独協会のイベント(共催を含む)です
Veranstaltungen in rot sind unsere eigenen, inbegriffen auch Mitveranstaltungen.
Events in read are our own events, co-sponsered is also included.
黒タイトルは後援・支援団体や石川日独協会会員やその他のドイツに関するイベントです
Veranstalungen in schwarz sind die von anderen Organisationen.
Events in black are those of other organisations.
イベント情報をお持ちのかたは情報を事務局にお願いします
2024年の新年挨拶
年頭の辞
石川日独協会 西嶋義憲会長挨拶
皆さま、新年あけましておめでとうございます。
新年を迎え、本来ならば皆で喜びを分かち合うべきところですが、残念ながら手放しでお祝いできる状況ではありません。元旦、午後4時過ぎに能登半島で震度7を超える地震が発生し、多くの尊い命が失われ、多くの方々が被災されました。この場をお借りして、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表し、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて、昨年5月に新型コロナウイルス感染症による各種規制が緩和され、11月にはトリア独日協会のメンバーが5年ぶりに2泊3日で金沢を再訪してくださいました。金沢を案内してくださった当協会会員の皆様に改めてお礼申し上げます。トリア独日協会からいただいた5本のモーゼルワインで、昨年は久しぶりに対面によるクリスマス会を楽しみました。これを機に、人の集まりは対面が基本であることを改めて再認識いたしました。
今年からは、月1回の頻度で対面の集まりを開催することを目標に掲げ、その第一弾として2月には私自らがフランツ・カフカに焦点を当てた講演を行います。カフカ没後100周年という節目に、当協会の活動の新たな展開に繋がることを期待しております。
最後になりますが、会員の皆様には、ご多幸とご健勝を心より祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。
- 参加申込フォーム
なお、10月10日のオープニングセレモニーと10月12日の成果発表会はオンライン参加も可能です。
9月14日 フランス・ドイツ・EUの政治
これは石川EU協会の催し物です。
伴野文夫氏をお招きして講演会と歓迎会を開催します。ヨーロッパ型知性を体現す
多くの皆様のお越しをお待ちしております。
石川EU協会会長 楠根重和
〇 講演会
事前申込みの必要はありません。参加無料です。
・講 演 「EUは混迷の世界秩序立て直しに闘う
・講 師 伴野文夫氏
・日 時 2024年9月14日(土) 開始: 16時, 終了: 17時30分
・会 場 ANAホリデイ・イン金沢スカイ 10階 白山の間
〒920-0855 石川県金沢市武蔵15−1 電話: 076-233-2233
講演要旨
この刺激的な講演タイトルは伴野文夫先生の人生最後の講演となる,私たち に宛てたメッセージです。ヨーロッパ民主主義を骨の髄まで体験してきた伴野 先生の怒り
今回伴野先生は多くの著書を持参して下さっています。数に限りがありますが 来
ヨーロッパ型知性を体現する伴野先生は、欧州が考える民主主義、平和、
人権というものを何かを私たちに講演して下さいます。
皆様のお越しをお待ちしております。今回伴野先生多くの著書を持参して
下さっています。数に限りがありますが、来られた方にプレゼントしたいと
思います。なくなった場合はお許し下さい。
Lecture on EU and US politics
Lecturer: professor Fumio Banno
講師 伴野文夫教授、元 NHK国際・経済担当解説委員
Born in Tokyo, after graduated from the University of Tokyo (Western
History) n 1952. He joined the
Japan Broadcasting Corporation (NHK). 1968-1972:
Brussels Bureau, 1972-1973: Paris Bureau, 1972-1973
: News Center Economics
Department, Bonn Correspondent, and 1995-2001:
Professor, Faculty of Social Sciences, Kyorin
University.
東京生まれ。1952年東京大学文学部西洋史学科卒後、日本放送協会に 入る。1968-1972年ブリュッセル支局、1972-1973年パリ総局勤 務、ニュースセンター経済部、ボン特派員の後、1995年‐2001年杏 林大学社会科学部教授。
Content of lecture 講演内容
〇 Summary of Macron's First Term (マクロン第一任期の総括)
〇 Establishment of a middle-of-the-road politics by the von der Leyen regime, which is not widely reported by the Japanese media, nd the passage of an epoch-
making large-scale reconstruction budget. (日本メディア があまり報じない フォン・デア・ライエン体制による中道政治の確立 画期的な大型復興予算の成立)
〇The second term is already halfway through. The
appointment of new Prime Minister Gabriel Attar on
January 9.(第二任期もすでに半ば。1月9日のガブリエル・アタル 新首相の任命)
〇Evaluation of 10 years of the Macron regime(マクロン体 制10年の評価)
〇The choice of a successor for 2027, and the prospects for the post-Macron era. (2027年の後継者の選択、ポスト ・マクロンの展望を語る)
〇America's presidential election and EU's democracy
(アメリカ大統領選とEUの民主主義)
講演は会員だけではなくて一般市民にも開放されており、無料です。ある程度 の部数の伴野先生の著書がありますので、全員に行き渡らない場合はご容赦願い
ますが、プレゼントを行いたいと考えています。
歓迎会 開始: 18時, 終了: 20時
会場 ANAホリデイ・イン金沢スカイ 10階 白山の間
〒920-0855 石川県金沢市武蔵15−1 電話: 076-233-2233
・会 費 食事代金は5000円です。飲み物代金は各位別途お支払い下さい。
・参加申込 「歓迎会参加希望」とお書きいただき,氏名・住所・電話番号をご記入の上,
石川EU協会公式メールアドレス ishikawaeu@gmail.com へ、
材木誠副事務局長宛で9月7日 (土) までにお申し込み下さい。
8月29日から9月8日 2024オクトーバフェスト
これは石川EU協会後援の催し物です。皆様のご参加をお願いします。
7月6日(土) 講演会
これは石川EU協会の催し物です。
講演会はどなたでもご参加 いただけます。事前申込みは必要ありません参加費は無料です。多くの皆様 のご来場をお待ちしています。
石川 EU 協会会長 楠根重和
演題「ヨーロッパと中近東の関係――歴史的背景を中心に」
Relations between Europe and the Middle East
(focusing on historical background)
講師 石川EU協会理事・金沢大学名誉教授 鹿島正裕博士
Lecture by a member of the Ishikawa Japan-EU association, dr. emirit. professor Masayuki Kashima of the
Kanazawa University
内容
ヨーロッパと中近東との関係と言えば、アラブ諸国に対する植民地支配と、独立後の中近東諸国からヨーロッパ諸国への移民や出稼ぎ労働者が多い ことは、日本でもある程度知られています。しかし、歴史を遡れば、中近東の方がヨーロッパより先進地域で、大きな影響を与えてきたのです。現在ヨーロッパで主流のキリスト教も、中近東が発祥の地で、同じく唯一神を信奉するユダヤ教・イスラム教も同様です。アラビア半島から西アジア、地中海沿岸部に大発展したイスラム帝国は、当時の世界で最高の文明を誇り、ヨーロッパ人はそれに学んで文芸復興を実現したのです。その後
登場したオスマン帝国は、西アジア・北アフリカに加えてバルカン半島も 配し、ヨーロッパ列強を脅かしていました。こうした歴史的背景を概観 したあと、植民地支配の状況を確認し、最後に現在のヨーロッパ諸国に
おける中近東出身者の比率や、中近東諸国との経済関係を一瞥します。
時間 午前10時~11時30分
会場 石川県国際交流センター研修室4(リファーレ)
7月5日(金曜日)から7月28日(日曜日)
ヨハネス・ユストゥス・ライン博士展
今年はライン博士白山登頂150周年で、彼が白山麓に入って、白山に登頂し、白山麓を出て行く10日間をテーマにした展示会(7月5日から7月28日)が白山市で行われます。会場は市民工房うるわし 3階展示室です。詳しいことはそのうちに、市民工房うるわしの方でもなされます。
ライン博士の白山登頂が切っ掛けになり、昨年の白山手取川世界ジオパークに繋がりました。
ライン博士が白山麓の鳥越別宮に宿泊したのが1874年7月5日、登頂を終えて、鶴来に宿泊して翌日に金沢に向かったのが1874年7月14日です。つまり10日間、白山山麓にいたことになります。白山に向かった7月5日を展示の開始にしているのはそのためです。この展示中の7月7日(日)午後2時から、同じ場所で矢島道子博士(専門は地質学、ナオマン博士についての研究者)による「ライン博士の1874年日本旅行」という講演会もあります。矢島先生は山田直利博士(元地質調査室)と一緒にライン博士の論文を多数翻訳してこられました。
これらの催し物は白山市がライン博士顕彰会の協力のもとに行われる物です。当日はライン博士に関する展示、白山手取川世界ジオパークに関する様々な展示もありますので、お時間がありましたら、ご来場して頂けたら嬉しいです。
展示会も、講演会も入場無料です。
6月5日
レーゲンスブルクからドイツ語による講演(Zoom)
Zoom-Vortrag der Japan-Gesellschaft für Kultur, Wissenschaft und Technik zu Regensburg
(siehe auch Anlage)
Thema: DIE SAMURAI - Faszination, Irrtümer und Nachleben. Historische Bestandsaufnahme einer Gesellschaftsklasse
Referent: Prof. Dr. Till Weber, Ryukyu-Universität Okinawa
Zeit: Mittwoch, 5. Juni 2024, 16:00 Uhr (日本時間23時)
Zoom-Code:
https://uni-regensburg.zoom.us/j/4246399833?pwd=NmZPSGFwcElqT21ORmFaMGJuWjl6dz09
Meeting-ID: 424 639 9833
Kenncode: 661650
Zum Vortrag: Während gerade zum zweiten Mal seit den frühen Achtzigerjahren eine Fernsehserie nach James Clavells Erfolgsroman "Shogun" ein weltweites Interesse an den Samurai auslöst, soll hier durch Mythen, Legenden und auch Irrtümer hindurch ein Blick auf das freigeräumt werden, was diese erst in den 1870er Jahren abgeschaffte Gesellschaftsklasse tatsächlich ausmachte. Es geht um geschichtliche Zusammenhänge, auch um materielle Kultur und eine ganz besondere Ästhetik sowie um Werte und Mentalitäten bis hin zu der Frage, wieviel Samurai eigentlich noch in den heutigen Japanern und ihrem Land stecken mag.
Zum Referenten: Till Weber studierte Geschichte, Kunstgeschichte und Anglistik an der FU Berlin und der University of York. Seit 1998 arbeitet er an der Ryukyu-Universität in Okinawa. Neben seiner Lehr- und Forschungstätigkeit im Bereich Deutsche Sprache und Kultur publiziert er auf dem Gebiet der japanischen Geschichte:
Anatomie einer Samurai-Armee im 16. und 17. Jahrhundert (= Die Samurai der Sengoku-Zeit, Band 1), Berlin: Zeughaus Verlag 2009;
Burgen und Belagerungen, Artillerie, Kleidung und Heraldik (= Die Samurai der Sengoku-Zeit, Band 2), Berlin: Zeughaus Verlag 2012;
Tokyo. Eine Biographie. Mainz: Nünnerich-Asmus 2016;
Bakumatsu: Wie Samurai zu Soldaten wurden - Japan in den 1860er-Jahren. Berlin: Zeughaus Verlag 2023.
Prof. Dr. Klaus Lange
Präsident der Japan-Gesellschaft für Kultur, Wissenschaft und Technik
Fakultät für Humanwissenschaften, Universität Regensburg, 93040 Regensburg
E-Mail: Klaus.Lange@ur.de
https://www.uni-regensburg.de/humanwissenschaften/psychologie-lange/japan-gesellschaft/index.html
精緻な言語分析と、ユーモアと優しさとが混じった研究をされてきたことをとても素晴らしいと思いました。カフカの全作品に見られる文体の分析から、カフカが何を書きたかったかを、結論を先取りするのではなくて、緻密に分析して,カフカの人物像と作品の特徴が明らかになったと思います。今日、参加された方は、カフカの作品を今一度手に取り、分析して読みたくなったのではないてしょうか。(文責 楠根)。
以下の写真は日南田美幸理事から提供して頂きました。